暖かい日が続き、園庭の雪山が少しずつ小さくなってきました。子どもたちからは、「もう雪降らないの?」「雪遊びまだできるかな?」と冬が終わって欲しくない声が聞こえてきます。
もう少しで年少クラスへ進級するくま組さんは、「たんぽぽ組がいいな」「すみれさんになりたいな」とお兄さん・お姉さんクラスになることを楽しみに、日々を過ごしています。最近では、様々な遊びに触れ、自分の好きな遊び・得意なことを沢山見付けてほしいと思い、幼児クラスの玩具を借りてきて遊ぶことがあります。そんなくま組さんの様子を、今日はお届けします。
《カプラ ~タワー作り》
木でできた薄い板(カプラ)を、バランスよく上に積み上げていく遊びです。どこに乗せたら崩れずに積み上がるかを考える想像力や、そっと乗せる手先の器用さ・集中力、何度も繰り返すことで力加減を調整する力など、様々な力を養うことができるのがカプラの魅力です。
一人で集中して作ったり…
先生と一緒に作ったり…
友だちと協力して作ったり…
気付けば自分たちの背よりも高く積み上げることができました!
“ガッシャーン”と崩れる音や様子もまた面白いです。
《シール貼り》
直径1㎝くらいの小さな丸シールを動物や車などの形に沿って貼る活動です。手先の器用さはもちろん、完成に至るまでの長い道のりを根気強くやり抜く力が養われます。
15分以上、集中して取り組んでいたり…
「おとなりへ、おとなりへ」と言いながら、順番に貼っていたり…
年中クラスから本格的に始まる活動であっても、自分の得意を見付けて真剣に取り組む姿が見られ、大きな成長を感じます。
《小さいレゴブロック》
いつも使っているレゴブロックとの大きさの違いに驚く子どもたち。手先の器用さがとても養われ、“何を作ろうかな”、“どうやったら繋がるかな”と、イメージを無限大に広げることができます。
「みてみて!」と珍しい形のブロックを見付け、先生に見せてくれたり…
「これは?」と、お友だちとやり取りしながらブロックを探していたり…
みんなの理想が沢山詰め込まれた公園や家を作ったり…
高く積み上げたり、横に繋げたりと、とても上手に遊び、思い思いにイメージを膨らませ、作ることを存分に楽しんでいました。
くま組さんで過ごす日々も残りわずかとなりました。4月に比べ、できることがたくさん増え、様々な経験もしてきました。お兄さん・お姉さんクラスへ行っても、自分らしく、伸び伸びと過ごし、たまにくま組での出来事を思い出して、笑ってくれたらいいなと願っています。