園の歴史・沿革

カトリック聖園幼稚園の歴史

1891年(明治24年)既に10年前から札幌で宣教を開始していたウルバン・フォリー卿(パリ外国宣教会員で著名な植物学者)が、現在の北1条東6丁目北2条通側に仮聖堂と司祭館を設立、1898年(明治31年)札幌北一条教会に着任したアンリー・ラフォン師によって現在の石造りのカテドラル・ホールが建築されました。

その後、1916年(大正5年)に木造の玄聖堂が、1924年(大正13年)菊地玉三郎伝道師により教会構内に洋風の家(後の無料診療所)が建立されると共に、伝道館が改築されました。

1954年(昭和30年)地域の人々に応えるキリスト教精神に基づいた幼児教育を切に願われた札幌北一条教会神父、長坂親秀師の努力によって、カトリック聖園幼稚園は開園しました。

戦時中は軍に接収され、戦後は託児所として使われた伝道館は、その後幾度かの工事によって前後左右、上にと増築されましたが、中央部分は90年前のまま生かされ、カトリック聖園幼稚園の園舎として2014年まで使用していました。

明治・大正・昭和・平成・令和という時代を経て認定こども園カトリック聖園こどもの家は、開園当初の願い・精神を大切に、変わることなく引き継いでいます。

心を落ち着かせて祈ること。
心から感謝すること。
謙虚な気持ちを抱くこと。

私たち教職員は、高く広くアンテナを張り、尊い不易なものを大切にしつつ、新しい価値ある物を率先して取り入れています。元気でたくましい子どもたちを育て、保護者の皆様と共に育み合えるような園作りに邁進します。