神さまからの祝福の雨が沢山降り注いだ今日、
本園では年長さんの卒園式を行いました。
ここで過ごした日々は、とても長く、そして同時にとても短いものでした。
家庭を出て、初めての社会生活。
初めの頃は保護者の方と離れがたく、玄関で泣いていた子どもたちも、今では元気に登園するようになりました。
沢山の友だちや先生と出会い、様々な方に支えられ、神さまに見守られ、心も身体も大きく成長しましたね。
沢山お世話になった年長さんへありがとうの気持ちを込めて、前日には園全員で年長さんの門出をお祝いしました。
皆が手を繋いで作ったアーチの中を、嬉しそうに通っていた年長さんたち。
「年長さん、ご卒園おめでとうございます!」という大きな声と拍手に、満面の笑みで、ずっと手を振り続けていた姿が印象的でした。
そして迎えた今日。
園生活の最後の集大成としての卒園式、立派に成長した姿をみせてくれましたね。
名前を呼ばれて立ち上がり、卒園証書を受け取るために一歩一歩花道を歩く姿、堂々と将来の夢を語る姿に、子どもたちが私たちの手を離れ、独り立ちした事を改めて感じました。
嬉しくもあり、寂しくもあり…、幼かった時のことを思い出し、様々な思いが巡りました。
式の最後は、卒園児全員で合奏と歌を披露してくれました。この日の為に毎日練習した合奏はとても上手で、息ぴったりでしたね。
元気な歌声を聞いて、笑顔と涙に溢れた卒園式。
全員揃って、無事に終わることができました。
今年の年長さんは、3年間をコロナ禍の中で過ごした学年です。
本来なら当たり前にできたはずの経験をする事が叶わず、私たちも申し訳なさを感じる中で、試行錯誤しながらできることを探しました。
誰よりも大変な時期を過ごした子どもたちだからこそ、
この3年間の経験は大きくなった時の糧になると信じています。
保護者の皆様、これまで、たくさんのご協力をいただきありがとうございました。
これから、それぞれ違う道を歩みますが、その先に数多くの幸せや喜びがある事をお祈りしています。
卒園式の後も31日までいるお子さんは、残り僅かな日々、どうぞ宜しくお願いします。